その名は豊さん子供の時、熱中時代を観てた頃は、「こんな先生いいなー」というそれだけの感想だったはず。 ・・・・・だが。 ・・・・・ところが。 大学の時、ふと「刑事貴族」を観て、 ジャケットやコートから、ちまっとかわゆい指先だけ出し、 ぱたぱたぱたぱたーーーと走る、その姿を見たときから、ああああ、 私の頭の中で、なにかが狂い始めた・・・。 そう。 ちょうどその時期、バップから「傷だらけの天使」のビデオが出た!! 発売日にレンタル屋に走り、初めて一週間レンタル以外で、借りた私。 そこにいたのは、 今から、30年近く前の、ショーケンと豊さん。 「傷だらけの天使」の説明をざっとすると、 岸田今日子さんが探偵事務所の社長。岸田森さんがそのしもべ。 その事務所の雇われ調査員が修ちゃん(ショーケン)と亨(あきら)ちゃん(豊さん)。 でもって、豊さんは「あーーーーーにきぃ」なんて、鼻にかかる声で、 言いながら、ショーケンの腕に、ぺたぺたぺたぺた張り付くわけです。 ショーケンの方は 「おまえ、うっとおしいんだよ! 気持ち悪いんだよ! うざってーんだよ!」 などなど言いながら、腕をぶんぶん振り払うわけですが、 「んーーもぅ、あにきはつめてーよなあ」なんて言いながら、なおも、 ぺたぺたぺたぺたぺた。 いや本と。真面目にそんな話。 んもぅと拗ねたり、んぷっ♪と笑ったりして、ですよ。 ひぃぃぃぃーーーもおお、犯罪なくらい、異常なかわいさなんですよ!! これが!! って、今現在のお2人が、ぺたぺたやってるトコと違うのよ。 いやまあ、それも、おもしろおかしいかもしれないけど。 若かりし頃の豊さんは、この「傷天」亨ちゃんのように、女性に振られて、 「もうやだーーーっっ!! 俺っていつもこうなんだからーー!!」 って、うっわーーんと泣いたり、 熱中先生のように、「先生はなあーー」って、鼻水ずびずびで泣いたり、 いやあ、あんなに泣く姿が、罪作りなほどかわいい人を、他に知りません。 (あくまで私の視点ですが) 狂気的な役というのも多くて、そんな役の時は、ぞくっとするような、 不思議な色気があるのです。 目の力で、狂える人。 豊さんは、「太陽にほえろ」第一回の、ゲスト犯人役なのですが、その後 何回か出所し、犯罪を繰り返すのでした。 って、うそうそ。 使い回しってやつですね。犯人ぽかったというか、そういう役が、とても 似合ってたんだろうなあ。 今はまあ、けっこう、豊さんの役のイメージも、ある程度固まってしまって 崩せないところもあると思うけど、また、こちらが「えっっっ!!」って、 びっくりしちゃうような役を見たいなーと思います。 うきょーさん(相棒)も好きだけどね。 (03・07・09) ジャンル別一覧
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